強剪定した庭木が枯れる?原因と解決法まとめ
庭木の健康を保とうと思って剪定を行ったのに、しばらくして枯れてしまった…という経験はありませんか?実は手入れの方法を誤ると、庭木が枯れてしまうことがあります。この記事では、剪定を行った庭木が枯れる原因や、枯れてしまった場合の解決法をご紹介します。自分で剪定を行おうと考えている方にとっても参考になる内容なので、ぜひ読んでみてくださいね。
この記事を読むための時間:3分
強剪定とは
強剪定とは、切り戻しや切り返し、枝抜きなどの、比較的大掛かりな剪定方法を指す言葉です。具体的には、太くなった枝や不要な枝を切り落とす作業のことで、ほとんどの樹木の場合、冬から春にかけての季節に行います。
強剪定後に庭木が枯れる原因
庭木の健康や美しい姿を保つためには欠かせない強剪定ですが、実は方法を間違ってしまうと大きなダメージを与えてしまい、木が枯れてしまうことがあります。ここでは、強剪定後に樹木が枯れてしまう原因を見ていきましょう。
枝の切り方を間違えた
枝の切り方を間違うと、樹木が枯れてしまう原因になってしまいます。例えば枝の根元には保護帯と呼ばれる場所があり、これは枯れ込みや雑菌などを防ぐ、壁の役割を果たす部分です。この保護帯をうっかり刃物で傷つけてしまうと、雑菌が侵入してしまい、木が枯れるリスクが上がります。
また木の手入れを行うには、必要ない枝と不要な枝を正しく判断して、適切な場所で切る必要があります。枝の切り方に自信がない場合には、無理に自分で解決しようとせずに、プロの業者に任せてみましょう。多くの知識と経験がある職人であれば、きっと庭木を枯らすことなくきれいに剪定してくれます。
時期が良くなかった
木によっては、特定の季節に体力が落ちてしまう種類のものがあります。太い枝をカットする強剪定では、樹木に大きなダメージを与えてしまうため、木の免疫力が落ちている時期に剪定を行うのは危険です。ダメージからの回復が間に合わなかったり、切り口から病気になってしまうなどの理由で、枯れてしまう場合があります。
強剪定に向いていない木だった
樹木の中には、強剪定を避けるべき種類のものがあります。オレンジやブルーベリーなどの果実をつける木や、ハイノキなどの常緑樹に強剪定を行うと、上手く成長しなくなってしまうため注意が必要です。剪定を行う場合には、その木の特性を十分に理解したうえで、適した手入れの方法を選んでください。
強剪定後に庭木が枯れてしまったときの対処法
強剪定で大きく枝を切った後に、木が枯れてしまった場合には、活力剤を与えて様子を見てみてください。もちろんその間の期間は、剪定を控えなくてはなりません。
また枝の表面が枯れたように見える場合でも、諦めるのはまだ早いケースがあります。枝の先だけが枯れていれば先端だけを取り除き、枝全体が枯れていれば枝の根元から切り取るようにして、弱った部分を手入れしてみましょう。
強剪定後に庭木が枯れたとき肥料は厳禁!
庭木の元気がないときや枯れそうなときに、肥料を与えるのはやめましょう。肥料は元気な状態の植物に対してのみ効果を発揮するものであり、弱った植物に与えると、さらに衰弱してしまう恐れがあります。庭木が弱ったときに与えるべきものは、栄養剤です。肥料と栄養剤の区別をしっかりつけて、適切に対処しましょう。
まとめ
いかがでしたか。剪定を行った庭木が枯れる原因や、枯れてしまった場合の解決法をご紹介しました。枝を大きく切り取る強剪定は、本来庭木を健康に保つために大切な作業です。しかし、剪定する季節や枝の切り方を間違えてしまうと、木に大きなダメージを与えて枯れてしまいます。
万が一庭木がかれてしまった場合には、活力剤を与えて様子を見てみましょう。このときに肥料を与えてしまっては逆効果なので、十分注意をしてください。木の手入れに失敗して枯らしてしまった場合、木を処分するために多大な手間やコストがかかってしまいます。そのような事態を防ぐためにも、木の知識に自信がない方が庭木の手入れをする際には、プロの業者に依頼することをおすすめします。
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