草刈りと除草剤はどっちを選ぶべき?それぞれのメリットとデメリット
雑草は定期的に刈り取らなければ害虫が発生してしまったり、近隣住人とのトラブルなどが引き起こされてしまうこともあります。しかし、雑草対策を行うのは本当に大きな労力がかかって大変ですよね?雑草を少しでも楽に行うためには草刈りと除草のどちらを行えばいいか迷っている方も多いかと思います。この記事ではそれぞれのメリットとデメリットについてご紹介します。注意点についても併せてご紹介するのでぜひ最後までご覧ください。
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草刈りと除草剤のメリットとデメリット
草刈りと除草剤はどちらも雑草対策という点では同じ目的で行うものですが、それぞれどういったメリットやデメリットがあるかよく分からないという方も多いかと思います。それぞれのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
草刈りのメリットとデメリット
草刈りは根の部分を残したまま草を刈るので、地面が露出せず土が風で舞わないというメリットがあります。
また除草剤とは違い薬剤を使わないため周りの草木などに悪影響を与えないという点も安心できます。
ただ、草刈りは非常に大きな労力を使うため夏などは熱中症のリスクが高くなるというデメリットがあります。
除草剤のメリットとデメリット
除草剤を使った雑草対策は草刈りと比較しても少ない労力で行うことができるだけでなく、根の部分を枯らすため根本的な除去効果があります。
ただ、除草剤は人体への悪影響がある強い薬剤というイメージがあるため近隣住宅から悪く思われてしまう可能性があります。
また、除草剤により裸地になった場所には、より生命力の強い草=除草しにくい草が発生しやすくなるというのも、見逃せないデメリットでしょう。
草刈りと除草剤どっちを選ぶべき?
草刈りと除草剤をどっちを選ぶべきか迷っていませんか?それぞれメリットとデメリットがある中で自分に合った方法で雑草処理を行うようにしましょう。草刈りと除草剤の注意点についてご紹介します。
草刈りをする際の注意点
草刈りをするときには鎌や草刈り機などの道具を使うことになりますが、どちらもケガに注意しなければなりません。鎌を使うときには腰に大きな負担がかかってしまうため、身体を痛めてしまうことが多くついつい雑草の浅い部分で刈り取ってしまうことがあります。
そうなってしまうと草刈りの意味がなくなってしまうので、必ず根の部分からすぐ上の部分にある「成長点」を刈り取るようにしてください。成長点は雑草の組織が成長する部分なので、この部分にダメージを与えれば成長することが難しくなります。
草刈り機を使うときには刃が草に隠れた石に当たって跳ね返りなどが起き、ケガをしてしまうことがあるため注意して作業しなければなりません。また草刈りを夏に行う場合、もっとも気を付けなけらばならないのが熱中症です。草刈りをしている途中で熱中症になって突然倒れてしまうと草刈り機などで大ケガを負ってしまう可能性があり危険です。
また、草むらの中で倒れてしまったことで発見が遅れて最悪の事態に繋がってしまうリスクもあります。草刈りをするときにはもっとも適した冬の時期に行うか、夏に行うのであれば徹底した熱中症対策を行ったり、時間帯をずらすなどタイミングを見定めて作業を行うようにしましょう。
除草剤を使用する際の注意点
除草剤を使うときには使用上の注意点をしっかり守らなければ健康被害が起きてしまう可能性があります。商品ごとの取扱い説明書を確認して散布する濃度や回数を守って定められた方法で利用しましょう。
散布するときには皮膚が露出しないように防護服で行うようにし、作業後には立ち入り制限を行って近隣住人やペットが入らないようにする措置も忘れないようにしましょう。
また、雑草が農作物の近くにある場合には、農耕地用を選ぶことになりますが農作物への残留を防ぐために定められている散布時期を守ることが重要です。除草剤について注意する点は使用時だけではなく保管時も同様です。保管するときには子供やペットが手の届かない場所に保管して誤って口にしてしまわないように最大限の注意を払うようにしましょう。
まとめ
この記事では草刈りと除草剤のメリットとデメリットをお伝えした上でどっちを選ぶべきかということについてご紹介しました。どちらも注意点を理解して正しく作業を行うことが重要です。自分に合った雑草対策を選んで満足のいく作業を行うようにしましょう。
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