長野市ではハナミズキの「花」が満開です
白やピンク、華やかです。
厳しかった長野の冬を経たからこそ、梅、杏、桜と花が続くことに嬉しくなります。
ハナミズキの花は花じゃない?
実は、一見花びらに見えるのは「花」ではありません。
「苞(ほう)」という葉の一種なんです。
まあしかし、分類上は葉とはいえ、咲き乱れる様は素晴らしいですよね。
「ああ、ハナミズキのお花がきれいね」
という言葉に
「それは花じゃないですよ」
なんて返すのも無粋な気がします。
「そうですね、すっかり春ですねえ」
なんて言いながら、春の訪れへの嬉しさを共有したいものです。
ハナミズキの剪定方法は?
簡単に言うと、放置気味で大丈夫です。
モミジ等と一緒で、枝を伐り過ぎると樹形が乱れてしまう傾向があります。
主な剪定は休眠期である冬のうちが適しています。
葉が落ちて枝ぶりが視認しやすいこともあります。
太めの枝を落とすのもこの時期がチャンスです。
花後に葉が増えてきたら、重なった枝葉を少し整理してあげると良いでしょう。
ただし、このタイミングで強剪定をすると、かえって胴吹きが増えて樹形を乱してしまいます。
枝葉同士が干渉している部分や、突出して伸び過ぎた部分のみ、植木ばさみでチョンチョンと落とす程度にしておきましょう。
特に夏の暑さが厳しい昨今では、「風通し良くしよう」と葉の量を減らし過ぎるのが良くないようです。
現に、私の住処のハナミズキも色々試したところ、葉を残し気味にした木のほうが翌年の元気が良いです。
これから生命力溢れる若葉が吹き、秋には紅葉と赤い実と私達を楽しませてくれるハナミズキ。
適度に手を入れて末永くお付き合いしていきたいですね。
記:稲垣
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