業務再開のお知らせ
4月までお休みをいただいておりましたが、その理由は怪我でした。
ご愛顧いただいておるお客様にはご迷惑をおかけいたしました。
すでに見積りや年間管理のお庭への視察は行っておりますが、5月から作業を再開いたします。
1月にゲレンデでスキーをしていて転倒し、右膝の前十字靭帯を断裂させてしまいました。
無茶をしていたわけでもありませんし、自転車程度の中速ぐらいでしたが、運悪くスキー板が外れず、転がっている間に膝が捻じれているのが分かりました。
前十字靭帯は断裂すると自然再生しないので、手術が必要です。
松代総合病院にて、膝の手術で有名なM氏の執刀で新たな靭帯を再建していただきました。
看護師をはじめとしたスタッフの皆さまのおかげで、入院生活は快適そのもの。
しかし、世間では終わりを迎えたような雰囲気のコロナの流行ですが、院内ではまだ戦いが続いていました。
ただでさえ大変なお仕事に加えて感染対応をしなければならない医療関係者の皆さん、その献身には感心しきりです。
同部屋や同フロアの他患者の皆さんとお話しすることもあり、それぞれの想いに触れては、私も思うところ多き日々でした。
しっかり車椅子と松葉杖の生活を味わい、「バリアフリーとは」と考えさせられることも多々。
久しぶりにお勉強ではない本を沢山読みましたし、思索とリハビリに専念できる良い時間でした。
退院後の2週間は松葉杖生活が続き、家事全てを嫁に任せることになりました。
通院の送迎までしてもらい、嫁にも頭が上がりません。
花の頃にはすっかり歩けるようになり、久しぶりに旅行にも出かけました。
どんどんやれることが増えてゆき、ちょっとしたことにも嬉しい日々です。
もっと運が悪ければ、両膝手術もありえましたし、頭や肩をやっていたかもしれません。
でも、足が無くなったわけでもありませんし、何よりも生きています。
怪我直後は「何で板が外れなかったんだ」「何で転んだんだ」と、冬の寒さの中を暗澹とした心持ちで過ごす日々でしたが、病院の皆さんや嫁のおかげで前向きになれました。
マイナスの事件のはずですが、すでにプラスになった気さえします。
また新たな気持ちで仕事も再スタートを切りたいと思います。
記:稲垣
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