飯綱高原で草刈り、もとい、藪消し【蜂と熊対策をしながら】
「長年使っていないペンションの庭が藪になってしまったので、すっきりさせて欲しい」
というご依頼でした。
↑なにしろ入口の階段もこの状態ですから。
これはもう草刈りと言うより「藪消し」です。
藪消しの道具を準備します
(刈払機はハイパワー機を用意しました)
並みのもので草を刈っているだけでは結果を出せそうにありません。
よって、今回は小径木まで粉々にできるものを用意しました。
↑上:マキタの80V充電式「MUR012GZ」 下:スチールの大排気量エンジン式「FS311」
刃は場面に応じて変更してゆきます。
(蜂対策の服)
そして藪といえば蜂です。
↑空調服に、メッシュスペーサー、専用手袋、ヘルメット装着用のメッシュハットです。
これだけで10万円近くしますが、命には代えられません。
さらに耳栓と刈払機用ハーネスを装着するので、着る順番を考えるのが大変です(笑)
(熊やイノシシ対策も!)
現地調査の段階でイノシシの痕跡があり、もちろん熊もいる可能性もあります。
↑熊撃退用スプレーも今は1万円以上するんです。
でも、これも命には代えられません!
ちなみに、白馬の山道具屋さん「ラッピー」の店長さんは熊に襲われたことがあり、
「1万円程度で入院したり死んだりせずに済むなら安いもんやで」
と、熊スプレーをおすすめしています。
↓こちらが熊に襲われた顛末です。
http://rapie-outdoors.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/105-644f.html
ちなみに、小さいスプレーは射程距離が足らず、実戦では役に立たないそうですよ。
汗をかきかき藪を消し続けて・・・
↓
傾斜のきつい部分が酷い藪になっており、苦しいところでした。
↓
実生の小径木もその場で粉砕処理してしまいます。
久しぶりにFS311を引っ張り出しましたが、MUR012よりも剛性感が良く頼もしいです!
↓
窓が近く粉砕処理できないので、ノコギリを併用しながら処理してゆきます。
これでようやく、テラスが日の目を見ました。
↓
笹藪も苦もなく消すことができます。
特に笹の葉は刈り倒して放置しておくと土に還らないので、粗く砕いておきます。
やはり蜂がいらっしゃいました
テラス付近の藪を払い、ふと階段を見ると・・・
↑スプレーでやっつけた後
やっぱりいないわけが無いですよね。
防護服のおかげで安心感があります。
すっきりして光が入るようになりました
↑草に埋もれていた階段と石垣が露わになり、建物も見えやすくなりました。
手をつけたほうがいい木も沢山ありますが、とりあえず今回のミッションはここまで。
買い手を探していらっしゃるとのことで、これで印象が良くなるはずですし、良きオーナーさんが見つかることをお祈りしております。
暑いとはいえ、長野市内よりも格段に涼しい飯綱高原。快適に作業させていただきました。
ジャングル化したお庭の再生は最高です。
今回も楽しいお仕事をありがとうございました!
記:稲垣
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