長野市で大きな木の剪定
屋根にかぶっている大枝を伐って欲しい
というご要望を夏にいただき、見積りに伺っておりました。
↑公園内にある、町の施設の2本の広葉樹です。
撮影したのが夕方なので、より鬱蒼としています。
↑下から見上げるとこんな具合。
「屋根に枝が干渉してきているし、落葉にも困っていて、我が町の宿題なんです・・・」
と、ご依頼主様のお話しでした。
そして今時珍しいことに「大事にしたいので、永く残るようにうまく剪定して欲しい」とのこと。
町の大木といえば厄介者扱いされがちで「伐採してくれ」というご依頼が多い中、嬉しいですね!
やりがいのあるお仕事をお任せいただくことになりました!
ご依頼では2案の見積書の提出をご依頼いただきました。
A:全体的に小さくしつつ、建物と干渉している枝を伐る
B:建物と干渉している枝のみ伐る
↑A案はオレンジの枠外と黄色枠内の枝を伐る、B案は黄色枠内のみ伐る、ということです。
2案提出したうち、私としては「是非B案でお願いします」と推しました。
A案では枝葉を減らし過ぎてしまい、木の健康によろしくないからです。
同じ理由で、夏や秋ではなく落葉してからの冬の作業をおすすめしました。
伐採やブツ切り剪定のご依頼が多い中での貴重な案件ゆえ、私からも「是非お任せいただきたい」と強く推した結果、お任せいただくことになりました。
ガッツポーズです!
過去の変な剪定の跡も無く、素直な枝ぶりの良い木なので、きれいに仕上げなければなりませんね。
冬になり、いざ剪定へ!
12月初旬、現場に戻ってきました。
↑しっかり葉が落ちて作業もしやすいですね
今回は屋根という足場があるので、ハシゴとロープを併用して立ち回ります。
↑枝の切り口には殺菌と癒合促進のための薬を塗ります。
切り方も重要です!
枯れ枝も除去しましたが、太いものはほぼ無く細いものばかりでした。
やはりこの木は素性がいいですね。
↑ついでに屋根に積もった落葉も掃除します
葉やドングリが腐って土と化しつつありました。
↑掃除後
ブロアで一発です!
銅葺きの貴重な屋根がきれいになりました。
もちろん今回もチェーンソーなどは充電式のものを使用し、ごく静かに作業を進めました。
そして剪定終了
↑作業前
↑作業後
ほどほどにすっきりしました!
↑屋根から見てもいい具合です。
久しぶりにいい仕事をさせてもらって、ずっと見ていられます(笑)
しかし、ここからが本番・・・
冬の夕日はつるべ落とし。
ぼうっとしていられません。
↑この枝の海を片づけるまでがお仕事ですから。
もちろんこの後、全てきれいにさせていただきました。
今回は大木の伐採ではなく、貴重な「剪定」をお任せいただき幸せでした。
これからの行く末が気になり、何度も見に来てしまうでしょうね(笑)
本日も楽しいお仕事をありがとうございました!
稲垣
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